急峻な崖を背に建てられた、絵を描くのが趣味の女性のための小住宅。空間にはメリハリをつけ、一日の光の変化を楽しめるように設計した。RC外断熱の上屋上を緑化。夜間電力利用のオール電化や、特殊ペアガラスサッシ、可動ルーバー付雨戸などの手法による省エネルギー指向の住宅となっている。
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ハイサイドサッシからの光は羽根のように巻き上がるスクリーンなどで制御できる。
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『箱』の屋上は断熱を兼ねて緑化し、一部は国道の反対側にある桜の名所の花見台にもなっている。
外壁は15mmの通気層を持ったRC外断熱で外装仕上はガルバリウム鋼板波板縦使いとした。
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出来る限り軒を深くした上に可動ルーバー付の折雨戸を設置している。
サッシはアルミクラッド付の木製サッシで、ガラスはLow-Eペアガラスとした。
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将来的にはRC部分の上に増築して吹き抜けのリビングを囲う構成の2階建て住宅にもできる。
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行政のメンテナンスのために崖から1mの空地が必要とされた。
ちょうどその部分が夜間電力利用の貯湯槽置場などになっている。