大橋ジャンクション建設によって移設となった鉄道関連施設の上部利用計画で、1~3階は商業テナント、4~9階が賃貸集合住宅である。
国道246上の首都高速と段丘緑地に挟まれた個性の強い敷地に対して、2種類の全く異なった企画の住宅群を積層した。

写真は国道の中央分離帯からの撮影で、首都高速3号線高架が中層住戸レベルにあるため、国道の反対側からだと高層階は見えない。


複合施設における住宅のテーマカラーとなっている。住宅のコンコースは東側の坪庭まで建物1階を東西に貫通している。

音響室でもある玄関ホールから北側の段丘緑地まで見通せるプランとした。高層階は中央部の玄関から放射状にスクエアな住戸を配置した眺望重視のプランである。
中層階の共用廊下の昼景と夜景。ドットパターンのガラススクリーンとアルミパネルで高速道路に対する視界を柔らかくカットし、夜間は高遮音室のガラスブロックと玄関アルコーブからの光で共用部を照明する。あげ裏は目地付のRC打放し塗装である。


高層階の廊下は完全な中廊下になるため、トップライトのような筒型照明を含む間接照明で全体を
高照度に計画した。