龍澤寺

東京、麻布十番の曹洞宗の寺院、龍澤寺の建て替えプロジェクト。本堂、庫裡のほか、機械式の納骨堂を併設する。基本設計完了前の段階で設計監修を委託され、平面、外観の全てを再構築した。

長い参道の正面に4階建てのボリューム。参道は奥にいくほど幅が広く緩やかに登っている。
建築の上部は大屋根に覆われている。当寺は港区合併前の麻布区役所が置かれていたことでも知られる。
落慶法要の朝に撮影。
隣地駐車場からの外観。右側の開口部の無い塊が機械式納骨堂で、約5,500基収容可能。
春になって植栽が落ち着いた頃に撮影された正面外観。入口の金色の額縁は販促用の仮設。
1階と地下1階の主用途は、納骨堂のロビー及び参拝所。参道正面から入ると大きな渦を巻くような動線でロビーに入り、正面に庭が見えてくる。
納骨堂の内装設計は三越伊勢丹プロパティ・デザイン。
旧本堂の裏にあった庭と池を再現した庭園。観音像は旧本堂正面に在ったもの。
2階が本堂と客殿の寺院施設。写真は入口のロビーで、左が客殿、正面に本堂の内陣に繋がる引戸が見える。正面右手が寺務所。
本堂内部。曹洞宗の伝統的な構成ながら、「大間」の外陣側の柱を切って吊り柱にした。
また内陣格天井の上部はトップライトで、正面の本尊も天空からの間接光で照らされている。
本堂の外陣上手側は全て引き込み戸になっていて、客殿と一続きの空間に出来ることが特徴。
写真は20畳敷2間の客殿奥から撮影した物で、奥に本堂が見える。
正面から見ると大屋根に見える部分は庫裡(二世代住宅)になっている。写真は三階の御住職の住まい。
写真:バウハウス・ネオ
当社業務設計監修
建築用途寺院、庫裡、納骨堂
工事種別新築
竣工年2017年
所在地東京都港区元麻布
延床面積1,987.95m2
構造、規模RC造、地上4階
建築主宗教法人 龍澤寺
設計・施工株式会社 佐藤秀
納骨堂内装三越伊勢丹プロパティ・デザイン
当社担当者小川真樹、野口淳、村口勇太

主要設計事例一覧

  • 碑文谷の家

    2023
  • 宝珠院

    2019
  • 龍澤寺

    2017
  • 鎌倉の家

    2016
  • 大島記念音楽堂

    2014
  • 道往寺

    2013
  • 高輪の家

    2013
  • スタイリオ池尻大橋

    2009
  • プレミアイン仙台多賀城

    2009
  • プレミアイン白河

    2008
  • プレミアイン松山

    2007
  • Arte哲学堂

    2007
  • CHISUN HOTEL

    2005
  • PLEASURE EAST & WEST

    2004
  • 田浦の家

    2004
  • 赤堤の家

    2003
  • ヴィータ道玄坂

    2003
  • デルタウエスト

    2003
  • 根津の家

    2002
  • 都屋ハウス

    2001
  • 岡村ビル

    1999
  • 二番町三協ビル

    2001
  • ガーデンプラザ新検見川(独立前に担当)

    2003
  • 東京イースト21(独立前に担当)

    1999
  • オーチャードホール(独立前に担当)

    1989
  • (仮称)宮崎市ホテル

    2007
  • K-project

    2006
  • 城下町ホールコンペ応募案

    2005
  • T ホテル

    2005
  • 岩見沢駅舎デザインコンペ応募案

    2005
  • 瀬田プロジェクト 

    2004
  • H集合住宅

    2001
  • 四軒長屋の計画

    2001
  • M美術館

    2000
  • 中野の家

    2000
  • おばちゃんの家

    1999
  • 宮前平プロジェクト

    1998
  • 錦糸町プロジェクト 

    1998