ニュース

2025年12月22日

三上祐三さんが遺した資料が、国立近現代建築資料館に収蔵されることが決まりました。

27年前の独立まで、小川にとって13年間ボスだった三上祐三さんが遺した資料が、国立近現代建築資料館に収蔵されることが決まりました。
特定の作品が対象ではなく、館の表現では「人間 三上祐三」を対象とした収蔵で、本を作るためにお茶の水女子大学に仮置きしていた多くの資料のほとんど全てが(MIDI設計時代や藝大学生時代も含めてかなりの量)一括で収められます。
今年の年初に共著で取りまとめた本「建築家 三上祐三の遺したもの」を私の友人で少し前に近現代にいらした James Lambiasi さんに送ったところ、これは収蔵対象になるのではないかということになり、資料館にも本を送って、資料の所有者である次女のエリカさんを中心に打ち合わせを重ね、実物も丹念に見ていただいた上で決まりました。
三上さん自身も「近現代がいちばんいいんだけどね、、」と言っていましたので、きっと喜んでくれると思いますし、資料の永続性という観点からもベストの結果になったと思い心底ほっとしました。これも、本の制作にお力添えいただいた皆様のおかげです。それが一般販売にならなかった悔しさが報われた気もします。ありがとうございました。
(画像は本「建築家 三上祐三の遺したもの」の目次です)