小川が13年間勤めたMIDI綜合設計研究所の主宰者で、建築の師である三上祐三さんが遺した貴重な資料を共著で一冊の本にまとめました。
三上さんが自分の孫子のために遺していた文章が1章(全部)と巻末にありますが、それを娘のエリカさんが発見したことが、この本をつくるきっかけになりました。2章は日本での仕事を、三上さんの発表原稿から抽出する形で電機大教授の岩城さんが中心となってまとめてくださり、3章は音楽のための建築を軸に、未発表資料を読み解くかたちで私が書き下ろしました。アフリカでの仕事など詳細不明だった資料は、三上祐三研究で博士号を取得されたお茶の水女子大学の岡﨑さんがロンドンのArup本社まで飛んで調査し、まとめられました。 また、進めるにあたっては三上さんと親しかった岡部憲明さんと三宅理一さんからアドヴァイスをいただき、このお二人に加えてレンゾ・ピアノ事務所の石田さん、タワー研究者の東洋大の大澤さんなどからも御寄稿いただきました。
残念ながら市販本ではありません。残部数は少ないですが、ご興味のある方は「コンタクト」のページからご相談ください。
カバーには、シドニーオペラハウスのアイソメ図。
カバーを外すと、断面図、立面図等が表紙に。
本の目次(全体構成)