長い設計期間を経て先週着工しました。御施主様に許可していただきましたので本堂の部分の模型写真を公開します。この模型を作成したのも一年以上前ですが、ほぼこのままの形で実施設計が完了しました。本堂は2階ですが道路からは同じレベル。背面に在る都心では貴重な緑地の木々が堂内からも見えます。RCの壁体の上に木造の屋根を架け、構造体を現した平安期の伽藍の精神を現代的に解釈した、開かれた明るい仏教寺院を目指しました。本堂下には多目的ホールがあり、その他に観音堂、2世帯の庫裡などが複合した建築です。
2011年12月11日