建築雑感

2007年11月8日

小さな店舗併用住宅が竣工

池之端外観東京の下町で長く煙草屋さんを営む御夫妻のための店舗併用住宅、テナントの骨董屋さん、それに若い人向けの賃貸住宅5戸、それらをひとつにした小さな建築が11月6日に竣工しました。池之端内観

当事務所出身の梅田君の事務所(もば建築文化研究所)との共同設計です。上層部の外観はソリッドなアルミのファサードですが、足元から内部にかけては自然とその界隈の路地的空間が表れたような気がしています。

2007年11月3日

松山のホテルが竣工

松山建築竣工時外観松山のホテルが竣工しました。97室のビジネスホテルです。非常に大きな客室開口部を持った建物で、『仕事をしたくなる部屋』をキーワードに、従来の眠りに帰るだけのものでない企画と質感を目指しました。開けた眺望と開放的で明るい室内によって観光客にも顔を向けた仕様になっています。これから一ヶ月の家具什器の搬入、試用期間を経て、12月1日に開業の予定。ホテル名称は『プレミアイン松山』に決まりました。松山建築竣工時フロント松山モックアップツイン

2007年8月23日

たまには創立記念日

少し前ですが、MIDI設計を一緒に独立した事務所と共同で創立記念日の宴会?をやりました。去年もやるはずが忙しくてうやむやになって、その前にはいつやったか覚えてもいないというほどのいいかげんなものです。私の感覚では6〜7年なのですが人に聞くと9周年とのことで、にわかには信じられません。しかし宴会のメンバーも増えているし、うちを独立後に自分の仕事で来られなかったやつもいるし、そういうことを考えればたしかに長い年月を感じます。最近では、建築に進む希望を持っていた私の出身高校の30年近い後輩が、希望通りの大学に進んでアルバイトに来たりもしています。学部一年なのに実にしっかりしたものです。

話は変わりますがそれに先立って建築基準法が変容しました。あえて改正と言いたくないのは内容が良くないからです。それを書き始めると長いのですが、ひとことで言えば悪いやつに仕事をさせないために良いものまでも造りにくくした。というものだと思います。

上記のように周囲の若い同業者を見るにつけ、建築を創造する人たちが夢を持っていられるようにしなければならない。という強い思いがこみあげてくるこのごろです。