東京の下町で長く煙草屋さんを営む御夫妻のための店舗併用住宅、テナントの骨董屋さん、それに若い人向けの賃貸住宅5戸、それらをひとつにした小さな建築が11月6日に竣工しました。
当事務所出身の梅田君の事務所(もば建築文化研究所)との共同設計です。上層部の外観はソリッドなアルミのファサードですが、足元から内部にかけては自然とその界隈の路地的空間が表れたような気がしています。
東京の下町で長く煙草屋さんを営む御夫妻のための店舗併用住宅、テナントの骨董屋さん、それに若い人向けの賃貸住宅5戸、それらをひとつにした小さな建築が11月6日に竣工しました。
当事務所出身の梅田君の事務所(もば建築文化研究所)との共同設計です。上層部の外観はソリッドなアルミのファサードですが、足元から内部にかけては自然とその界隈の路地的空間が表れたような気がしています。
少し前ですが、MIDI設計を一緒に独立した事務所と共同で創立記念日の宴会?をやりました。去年もやるはずが忙しくてうやむやになって、その前にはいつやったか覚えてもいないというほどのいいかげんなものです。私の感覚では6〜7年なのですが人に聞くと9周年とのことで、にわかには信じられません。しかし宴会のメンバーも増えているし、うちを独立後に自分の仕事で来られなかったやつもいるし、そういうことを考えればたしかに長い年月を感じます。最近では、建築に進む希望を持っていた私の出身高校の30年近い後輩が、希望通りの大学に進んでアルバイトに来たりもしています。学部一年なのに実にしっかりしたものです。
話は変わりますがそれに先立って建築基準法が変容しました。あえて改正と言いたくないのは内容が良くないからです。それを書き始めると長いのですが、ひとことで言えば悪いやつに仕事をさせないために良いものまでも造りにくくした。というものだと思います。
上記のように周囲の若い同業者を見るにつけ、建築を創造する人たちが夢を持っていられるようにしなければならない。という強い思いがこみあげてくるこのごろです。