建築雑感

2009年1月19日

執筆記事をアップ

2008年10月号『 KJ 』に掲載されたロードサイドホテル設計に関する記事を、編集部の許可を得てWeb上からPDF形式で閲覧出来るようにしてみました。閲覧には下記タイトルをクリック下さい。

『 新しいホテルの形式 』

2008年12月27日

大学の2年目授業を終えて

工学院大学の後期の授業が終わりました。この大学の非常勤講師を始めて2年、最初の年は新参者ですし何をどうやっているのか判らず様子見という感じでしたが、2年目が終ったので少しだけ感想を。

前期は3年生のミュージアムの設計課題で非常に自由度の高いものですが、自分でプログラムを作成した上で設計しなければならないという、2年を終わったばかりの学生にとってはかなり難しい課題。後期は一年生の基礎製図の枠ですが、これは学生にとっては肉体鍛錬であって、難しいのは教える側。しかし『難しさ』とはそのまま『面白さ』。正反対の面白さをもったこの二つの枠に私を割り当てていただいたどなたかに感謝したい気持ちです。書き出すと長くなりそうなので今年はこれだけにしておきましょう。

いや最後にひとこと、今年の一年生は優秀でした。1年半後に3年生の課題で会う時が楽しみです。

2008年2月26日

白河のホテルが竣工

白河外観福島県白河で企画・設計・監理を行ったロードサイドホテルが竣工しました。全客室の間口が4.1mあり、特注で型起こしした浴室が単独で窓に面しています。客室数は120室、施工は鹿島建設です。先に竣工した松山のホテルと同じ『プレミアイン』のシリーズ2番目のホテルとして3月15日に開業となります。白河ロビー

松山がタウンタイプのコンパクトな設計だったのに対して、こちらはロードサイドタイプ。土地に余裕がある分、設計的には提案性の高いものになったと感じます。梁のない大きな開口部から、今は雪を抱いた山々が見渡せます。白河キャノピー