あけましておめでとうございます。昨年は多くの方々と出会い、仕事の巾が広がった一年間でした。今年はそうして広がった巾の間を充実した内容で満たしていかねばならないと考えています。遠隔地の計画がふえたので設計にあたってはその地域のことも学ばねばいけませんし、一方では身近な場での企画力のある集合住宅や、時間をかけて練り上げる個人住宅にも取り組みたいものだと感じています。
今まで同様?『建築雑感』もテンポ良く書く余裕が無いかもしれませんが、今年もどうぞよろしく御願い申し上げます。
あけましておめでとうございます。昨年は多くの方々と出会い、仕事の巾が広がった一年間でした。今年はそうして広がった巾の間を充実した内容で満たしていかねばならないと考えています。遠隔地の計画がふえたので設計にあたってはその地域のことも学ばねばいけませんし、一方では身近な場での企画力のある集合住宅や、時間をかけて練り上げる個人住宅にも取り組みたいものだと感じています。
今まで同様?『建築雑感』もテンポ良く書く余裕が無いかもしれませんが、今年もどうぞよろしく御願い申し上げます。
多摩美術大学/情報デザイン学科の授業に『ビデオチャット』で参加しました。iChat-カメラを使ってインターネット経由でインタビューを受ける形式です。テーマは『仕事』、学生の方々はこうしたインタビューなどを通じて仕事について考え、最終的には自らのプロモーションビデオを作成するのが課題のようです。建築と離れた世界からの質問ですが答えはやはり建築のことに。。。事前に「こんなこと聞きますよ」と、雰囲気は聞かされていましたが、カメラに向かって話すと間の取り方も難しくて大いに緊張しました。終わったあとから『あんなことよりもこういうことを言えば良かったな。』などと後悔したりもしましたが、しばらく使っていなかったiChat-カメラを仕事でも使ってみたくなってきました。しかし、相手もその環境になっていないといけませんから、なかなか現場監理には使えそうもありません。
設計・監理を行っている、もうすぐ着工のホテルがあります。これはいわゆる『ビジネスホテル』なのですが、宿泊特化型と言って宴会場機能などを排除して泊まることに機能を限定したタイプです。こうしたホテルの大きな目標の一つは低料金化にありますから、必然的に部屋のサイズは小さくなります。それと同じようなものに航空機のシート設計があります。旅客機の設計ではシート寸法と座席数からくる機体の巾が最初に決められるそうですが、建築では意外とその他の理由で部屋の巾が決まる場合が多い。しかし今回は旅客機のように純粋に部屋の間口寸法を決めることから始めました。そして『お決まり』のスタイルをいったん全部忘れてから考え始めたのです。面白かったのは、そのようなプロセスで進めるとかえって空間が豊かになるということです。無駄な部分が無くなった分、スペースが有効に使える。あたりまえのことなのですがこれが新しい発想も生みます。例えばデスクと窓の関係。デスクは隣室間の壁に沿って配される場合が多いのですが、実はこれがあまり合理的ではないし気分も良くない。デスクは窓側にあっても良い。そうなると窓の形態はどういうものが良いのか。。。という流れです。この続きはまた書くことにしましょう。敷地は四国の松山。竣工は来年の秋です。