ニュース

2025年6月8日

碑文谷の家 写真撮影をしました。

築50年の木造住宅のリノベーション『碑文谷の家』。

竣工後2年の月日を経て、写真家の山田新治郎さんに撮影していただきました。

時間が経った分、竣工直後よりも住宅が馴染んできたように思えます。

夕暮れ時は、雰囲気がまた変わり良い感じに。

竣工祝いのルイスポールセンのパンテラポータブル。

ウッドデッキでも使えます。

その他の照明もルイスポールセンを使用しました。

2025年3月1日

『建築家 三上祐三が遺したもの』出版

小川が13年間勤めたMIDI綜合設計研究所の主宰者で、建築の師である三上祐三さんが遺した貴重な資料を共著で一冊の本にまとめました。
三上さんが自分の孫子のために遺していた文章が1章(全部)と巻末にありますが、それを娘のエリカさんが発見したことが、この本をつくるきっかけになりました。2章は日本での仕事を、三上さんの発表原稿から抽出する形で電機大教授の岩城さんが中心となってまとめてくださり、3章は音楽のための建築を軸に、未発表資料を読み解くかたちで私が書き下ろしました。アフリカでの仕事など詳細不明だった資料は、三上祐三研究で博士号を取得されたお茶の水女子大学の岡﨑さんがロンドンのArup本社まで飛んで調査し、まとめられました。 また、進めるにあたっては三上さんと親しかった岡部憲明さんと三宅理一さんからアドヴァイスをいただき、このお二人に加えてレンゾ・ピアノ事務所の石田さん、タワー研究者の東洋大の大澤さんなどからも御寄稿いただきました。
残念ながら市販本ではありません。残部数は少ないですが、ご興味のある方は「コンタクト」のページからご相談ください。

カバーには、シドニーオペラハウスのアイソメ図。

カバーを外すと、断面図、立面図等が表紙に。

本の目次(全体構成)

 

2023年11月1日

宝珠院が村野藤吾賞に推薦されました

会員の推薦によって審査される「村野藤吾賞」に推薦していただきました。

選考には残りませんでしたが、推薦だけで嬉しいことでした。

林寛治さんの推薦文

推薦作品一覧

 

2023年10月26日

園林寺墓苑 合祀・納骨施設が完成しました。

東京・港区の浄土真宗の寺院、圓林寺の墓所に、合祀・納骨施設を設計し、落慶しました。

左半分が合祀墓。右半分が納骨施設の構成。

夕刻から一定時間、太陽光発電による蓄電池で照明されます。

御住職の発案により、極楽浄土に棲むとされる「共命鳥」と、その羽ばたきで舞い上がる「散華」を図案化しました。

既存墓地の正面にある白花崗岩の明るいアイストップとして、浄土への入り口を印象付けるものとしました。

2021年10月20日

新しいスタッフとして加わりました

10月15日より、新しいスタッフとして働くことになりました、島﨑 舞と申します。

代表の小川とは、5年前に私が工学院大学の学生だった頃に指導していただいたご縁があり、こうして再び、ご一緒できることを嬉しく思っています。

これまでの経験を生かせるよう、精一杯努めてまいります。未熟な点もあるかと思いますが、温かく見守っていただけますと幸いです。

 

尚、村口勇太は退所後に札幌で独立し、atelier hippo を開業しています。こちらも併せてよろしくお願い申し上げます。

 

2019年12月30日

宝珠院が落慶しました

増上寺塔頭・宝珠院が、年を越さずに落慶しました。

お正月には多くの参拝者を迎えることでしょう。

撮影は、写真家の山田新治郎さん。

2019年9月14日

宝珠院が姿を現す

増上寺塔頭・宝珠院は、外部足場がバレて、姿を現しました。

庫裡(住宅)・客殿と一体になって公園に開かれた、一種茶店のような、大衆信仰の場の継承(復活かも)を狙いましたが、どうでしょう?
一階が隠れているので未だわかりませんね。

2019年5月15日

宝珠院が上棟

芝のお寺「宝珠院」が上棟しました。三つの御堂と庫裡・客殿が一棟になった建築。二階中央を貫通する通路が早くも現れています。

下の写真はその一週間後、垂木掛けが進むお寺が公園の弁天池に写り込んでいました。

2019年3月7日

宝珠院着工

先に御紹介した、芝公園内に計画していた浄土宗増上寺塔頭「宝珠院」は、2019年3月7日に着工しました。

施工は株式会社佐藤秀。建築の竣工予定は本年11月末です。

2018年1月24日

宝珠院の実施設計

 

断面着彩 のコピー

facebook中心になってしまい、すっかり記事のアップがあいてしまいました。

いま実施設計中の宝珠院は、芝公園の中に建つために、木々や池との関係を再確認するために手描きでスケッチしました。
下から順に、パブリックスペースから信仰の場へと、空間の質が劇的に変る3つのレイヤーを表しています。
【下段】池を含んだ芝公園の断面と、その奥にたたずむ建築の姿。
【中段】参道から、諸仏が並ぶ通り土間(各御堂の外陣)の断面。
【上段】ハイサイドライトからの光が差し込む、各御堂の内陣断面。
御堂は左から、永く市民の信仰対象である閻魔堂と弁天堂、続いて本堂。そのほかに、薬師如来、子の権現、三竦みの石像などもならぶ賑やかなお寺です。
大衆のための信仰が、庫裡という生活の場と馴染みながら、自然に都市公園に向かって開いてゆく。そういう建築にしたいと考えています。
初めて図面に縦書きの文字を入れました(笑)